小さなキャミー

2010, Mixed media installation / Video

まずは展示場所に小さな家を建てました。それを何人かで転がします。家の中には僕が固定されています。ビデオカメラは家の窓部分に固定されており、僕の姿は常に正位置で映っています。 僕の背後では、家具やペンキ、小麦粉などが無重力状態のように散乱していきます。 展示場所に行ってから空間の中で生きるような作品をその場で撮影して展示する方法をよくとっていますが、この作品もそういったタイプです。 長い廊下のような展示空間で、家を転がすには充分な長さがありました。 また、作ろうという目的ではなく行った行為が自分の意図を越えた形で作品になるということに興味があり、この時は散乱した家の内部で様々なものが混ざり合い、絵画のような効果を生んでいました。

Installation view 個展「こねる」, 2010, 神奈川県民ホールギャラリー